アジャイル開発を実現するためには何よりもまず、一人の開発者としての心構えと習慣を身につけること。そのためには日々の現場で自分が感じる気持ちを大切にすること。

少しずつインクリメンタルにコーディングすること。そうすれば、開発が進むにつれてコードが洗練され、構造化されていくことに気づくだろう。インクリメンタルにコードを書いて、テストする。この継続的なフィードバックが、コードが過剰に複雑になったり、散らかり放題になることを防いでくれる。

リズムが一定になると、これまでよりも決断を下しやすくなるので、プロジェクトも前進し続けられるようになる。

優れた開発者は、優れたサーファーと同じく、（技術的な）適性、バランス感覚、そしてアジャイルさを備えている。アジャイルであることとは、状況の変化にすばやく適応できる能力のことだ。